考えてみたら不思議だ。
なんでお金が貯まらないんだろう。
なんで「ついつい」余計な買い物をしてしまうのか。
常識だと思っていたことや、何気ない消費行動が、実はトータルでは大きな浪費になっていることってたくさんあると思う。
お金って、生活に必要なものだし、ある種ステータスになるものだし、欲を満たすために必要だし。「お金で幸せは買えない」とよく言うけど、お金がないとつかめない幸せだってある。
旦那や彼氏候補の年収が気になる人は多い。
「お金持ち」と言われセレブな暮らしをSNSにアップする人のコメント欄は、憧れや嫉妬の嵐だ。
何が言いたいかというと、多くの日本人は「お金が好き」だ。たぶん間違いない。
それはもう、一生お金のことが頭から離れないほど、お金と契約結婚してるような人もいると思う。(笑)
「お金が好き」っていうと、いやらしい、はしたない、なんて思われがちだけど、僕はそうは思わない。というかなんでそんな思考になるのか分からない。
お金は愛してあげた方がいいに決まっている。お金を愛しすぎた結果、他人を不快にする行動や社会倫理に反する行動をするのはダメだけど、、、(笑)
何を隠そう、僕自身もお金は好きだ。
しかし、そんな大好きな、本来無駄遣いせぬよう守り抜くべきお金を、「ついつい」「うっかり」「しかたなく」使ってしまうというバグが、人間にはけっこう頻繁に発生するらしい。
人生で100%、幸せなことだけにお金を使ってきた人っているのだろうか。
そんなことを考えてみたこともある。ちなみに僕の答えは「NO」だ。
できることなら、大事なお金は「納得して」「必要な量を必要な時に」使っていきたい。
決して、贅沢をしない、節約を極める、というわけではない。
「贅沢をするとバチが当たる」
これは僕が子供のころよく親からいわれた言葉だが、正直あまり好きではない。(親のことは好きだが(笑))
贅沢することは悪いことではないと思う。でも、その贅沢だって「納得して」「必要なことを必要な時に」したいものである。
つまりは、賢く消費行動を出来るようになりたい、ということだ。
賢い消費が出来るようになるためには、世の中にに溢れる「無駄な出費を誘うワナ」に引っかからないことが大切だと思う。
そのワナの仕組みや、仕掛けられた場所を知って、うまくかわすのだ。
そこで役に立つのが行動経済学。
行動経済学は人間の深層心理から意思決定のプロセスを分析する学問だ。
つまりこれを学ぶことで、僕たちの消費行動と心理を、客観的に見ることができるんじゃないかと思った。
これは僕自身の将来設計に役立つ。心理状態と消費行動を客観視することで、「ついつい」「うっかり」「しかたなく」使うことを防げると思った。
これが僕が行動経済学を学んでみようと思ったきっかけだ。
次の記事では、行動経済学からわかる、ついやりがちな消費行動について僕の経験と共に解説していきたいと思う。
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