僕の働く「化学メーカー」について就活生向けに解説していきます。
化学メーカーって、、、
何をつくっているかわからない?
いかにも理系って感じ??
あんまり目立たない???
他にも様々なイメージを持たれるかもしれません。
しかし同じメーカーでも、自動車メーカーや化粧品メーカー、文房具メーカーなどの業界と比べて、学生にとってはなんだか分かりづらい業界であることは間違いないでしょう。
この記事では、化学メーカーとはどんな業界なのか、大まかに解説していきます。
人それぞれ性格が異なるように、業界にもそれぞれ性格があるので、その部分を解説していきたいと思います。
何をつくっているの?
「メーカー」だから製造業...つまり何かしらモノをつくってそれを売り、対価を得ることで成り立っている業界です。
化学メーカーが具体的に何をつくっているのかというと、会社によって様々ですが、
例えば、プラスチックやフイルム、繊維、電子材料や合成ゴムなど。ここには書ききれないほど様々なモノを作っています。
当然、分野ごとにそれを得意とするメーカーがあって、それに次ぐシェアを持つメーカーや、それ以下のメーカーがあったりするので、大手から小規模な会社まで、規模感も様々です。
就活生にとって重要なのは、化学メーカーが作っているモノの共通点を理解することです。
それは、サプライチェーンの川上付近に位置するモノづくりを行っているということです。
つまり、消費者の目には見えないけれど、重要な素材をつくることで大きな儲けを出している企業もあるのです。
誰に売る?
「B to C」「B to B」という言葉をご存じでしょうか。
B to C=Business to Consumer=企業がつくったモノを個人に売る
B to B=Business to Business=企業がつくったモノを企業に売る
ということです。
化学メーカーは(基本的に)B to Bに位置します。
化学メーカーは、モノづくりの川上に位置すると説明しましたね。
つくったモノは、化学メーカーより川下に位置する企業に売っているのです。
ブラック?ホワイト?
一言で言うと、会社によります。(笑)
なぜなら、企業が「ブラック企業」になってしまうのには様々な要因があるので、業界をひとまとめにしてすべての会社が「ホワイトである」とは言うことが出来ないというのが僕の考えだからです。
・業績は好調だが残業時間が長い
・業績が悪く給料が低い
・福利厚生に問題がある
・給料は良いが顧客の質が悪い
・残業は少ないが激務である
などなど、、、会社によって様々な事情があると思うし、人によって何をもって「ブラック」「ホワイト」を決める基準があるか異なるからです。
前置きが長くなりましたね、、、
本題に戻りますと、
(あくまで僕の印象では)化学メーカーはホワイト企業が「多い」のではないかと思っています。
理由は以下の4点にあります。
・模倣困難な高度な技術をもつ会社(高付加価値・高コスト)が多く、新規参入が困難なゆえ、企業価値が急降下する心配が少ない。
・B to B企業であるため、顧客対応に振り回されることが比較的少ない。
・(大手総合職の場合)平均年収が比較的高めの業界である。(700~1100万ほど)
・老舗企業が多いため、福利厚生が充実している(場合が多い)
もちろん以上の特徴に当てはまらない場合もあります。例えば、一部部署ではB to C事業を行っていて、激しく顧客対応をしなければならないこともあるでしょう。
社風は?
会社によって大きく異なります。
体育会系の会社、のんびりしている会社、どちらでもない会社、様々あるようですが、僕の考えでは化学メーカーは比較的のんびりした社風の企業が多い印象です。
→本当に会社のよって異なるし、説明会やインターン、OB訪問等で社員に尋ねやすいテーマだと思うので、選考開始前にしっかり確認しておきましょう!
まとめ
ここまで書いたことをまとめると、
化学メーカーは、、、
・サプライチェーンの川上に位置する企業で
・作ったものは川下の企業に売っている。(B to B)
・比較的ホワイト企業が多く、
・のんびりした社風の企業が多い。
となります。
化学メーカーに興味は沸きましたか??就活の参考になったら幸いです^^
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