先日、大手スマホキャリアのドコモから新しい料金プランが発表されました。
ahamoというプランだが、今までのキャリアプランに一石を投じる革命的なプランだと思う。
ahamoのスゴいところ
月額料金が安い
安心の大手キャリア・ドコモの新プラン。
まず、月額料金が安いということが良いですね。
なんと2980円。 今までの料金が高すぎたというべきかもしれないが、大手キャリアとしては衝撃的な価格設定です。
これは「格安SIM」と呼ばれるワイモバイルやUQモバイル、LINEモバイルと同レベルかそれよりも安い料金プラン。（UQモバイル・ワイモバイルの20GBプランは割引なしの場合、だいたい4000円前後。）ちなみにこの2980円という料金は、1年間無料で話題の楽天モバイルとは全く同じ料金です。
通信品質については、ahamoがドコモの「サブブランド」としてではなく、ドコモ本体の新料金プランとして発表された以上、通常のドコモと同じ通信を期待したいところ。しかし、ドコモはahamoの通信について「高品質な4G/5G通信」という文言で発表しただけであって、サービスも開始されていないため、まだ定かではありません。
重要なのは料金の安さだけではありません。料金相応に、データ通信量も少ないのならば意味がない。
驚いたことに、ahamoの毎月のデータ通信量は20ギガ。
20ギガもあれば、「少ない」と思う人はヘビーユーザーでしょう。料金が3000円を切るのに20ギガもドコモの通信を使うことができるのです。
正直コスパ良すぎます、、、。
この20ギガという容量ですが、まず、家でWi-Fiに接続するという人にとっては十分すぎる容量だと思います。僕も家ではWi-Fiを使っているから、実際に消費するデータ通信量は毎月10ギガ前後。4G回線で動画を見まくる、なんてことをしなければ、容量オーバーすることは無いと思います。
もし20ギガを使い切って通信制限がかかってしまっても、１Mbpsの速度で、一応、通信出来ます。
普段の速度と比較すると実際「めちゃくちゃ」遅いけど、最低限、LINEとかTwitter程度なら使えないことはないレベルです。大手キャリアや格安SIMの通信制限で、この１Mbpsより遅い契約があったりするが、とても使えたものではないです（笑）
UQモバイル ⇒ 20GBで約4000円
ワイモバイル ⇒ 20GBで4000円オーバー
ahamo ⇒ 20GBで3000円切り＆ドコモの高速通信
また、4G回線だけでなく、まだ普及していないけれど、5G回線にも対応しています。
5G対応のiPhone12の発売で、他社が5Gプランを高値で契約させている中で、この料金で5Gに対応させてしまうのは衝撃的ですが、僕らユーザーにとっては有難いこと。5G回線を実際使うかは別の話ですが（笑）
ギガ数と5G対応について、このahamoと唯一戦えそうなプランは楽天アンリミットだと思います。楽天は月々2980円と同料金で、データ通信料無制限。そして5Gにも対応しています。
この部分だけ見ると楽天に軍配が上がるような予感がしますが、楽天通信のカバーエリアは、極めて狭い。楽天通信のエリア内ですら、安定した通信ができないエリアがあったりするらしいです。
（楽天通信のエリアは拡大途上。これからに期待しておこう、、、！）
これから楽天アンリミットの契約を考えている人は、もしあなたの行動範囲内に楽天回線エリア外の地域があれば、楽天回線で通信をすること自体が不可能になってしまうということを覚えておくべきです。検索すれば楽天回線エリアを確認することができるので、ぜひ見て欲しいと思います。
「楽天経済圏」のポイ活のための契約とかなら話は別ですが、（ahamoの通信品質が実際どうかはまだ分からないけど）通信品質にイライラしたくなければドコモ等大手キャリア通信を選ぶのが賢い選択だと思います。
とことんシンプル
これだけ衝撃的な料金プランなら、どうせ複雑な条件があるのだろう、、、
そんな感じで疑っていたのだが、良い意味でドコモはこれを裏切ってきました。
ahamoの契約には複雑な条件が無いのです。
ニュース記事には「若者向け」として紹介されているようですが、基本誰でも契約できます。（一応、20歳以上という条件はあるらしいけど、親御さんの名前で契約すればOK。）
逆に言うと、ある条件を満たすことで元の料金から割引が入るということもない。割り増しされるということもないようです。
こんな分かりやすいプランが過去にあっただろうかと思わせられます。
シンプルな料金プランは多くの国民が望んでいたことだと思いますが、その点、まさにahamoこそ、簡素で理解に無駄なエネルギーを使わなくて済む、超シンプルなプランです。
というか、なぜ今までの料金プランはここまで分かりにくいものだったのでしょうか。情弱から搾取しようという魂胆が見え隠れしているようで、好きになれませんでした（笑）値段が高い・安いはさておき、料金プランがシンプルで分かりやすいものになるのは、僕らにとって良いことだと思います。
そして契約期間の縛りと違約金が無いのも特長です。
今までだったら契約期間の数年で解約してしまうと違約金を払わなければならないプランも多かったですが、それが無いのです。違約金があることで、もし後から魅力的な料金プランが発表されても、実質数年間は乗り換えしづらかったりしたと思います。将来的に乗り換えるかどうかはともかく、違約金という制度が無いのは僕らにとって利益しかないですね。
さらに、地味に痛い事務手数料もゼロです。
今までの料金プランも、「事務手数料は、キャッシュバックで実質タダ」なんてことは結構ありましたが、キャッシュバックは契約から数か月後という時間差があったりして、何となく不満に思う経験をしたことがあります。
「実質タダ」と「タダ」は、金銭的な損益は同じでも、一旦払うか払わないかという違いから生じる精神的な負担は同じではないと（個人的には）思います。
さらにさらに、国際ローミングについて追加料金が無いというところもスゴいところです。
つまり、追加料金無しで海外でもデータ通信が出来るということです。他のキャリアなら、そもそも音声のみの通信しかできなかったり、莫大な追加料金が必要だったりするポイントです。仕事や旅行で海外によく行く人には最適だと思います。
ahamoのスゴくない（？）ところ
こんな最強ともいえるahamoだが、一応、「使いづらい点」はあると思います。
それは、オンライン受付のみでの契約となるということです。
「絶対に店舗でじゃないと契約できない！！」って人はそもそも無理だということになってしまっているのです。
僕のブログを読んでくれている人はそもそもオンラインで契約していると思うが、、、（笑）
ちなみに、店舗契約だと「頭金」という名の高額な手数料がかかったりして、損です。今まで店舗契約をしていた人は次からはオンライン契約にチャレンジしてみよう。
また、「ドコモメール」が使えないという点も一応、挙げられます。
ドコモメールで色々と登録してしまっている人にとってはやや面倒な点かもしれないけど、そもそも使いづらいキャリアメールをわざわざ使うメリットが乏しいと思うので、あまり気にすべき点ではないと思います。（ケータイでもパソコンでも使いやすいGメールが個人的にはおすすめ）
他の大手キャリア（+サブブランド）も動き出すか
ドコモが衝撃的な料金プランを発表したが、今のところ、他の大手2社（au、ソフトバンクとそのサブブランドであるUQモバイル、ワイモバイル）は新しいプランを発表していません。
大手キャリア内で価格競争が起きるのは確実だと思うから、他社も格安プランを発表するのは確実だと思います。
「格安SIM」と呼ばれるUQモバイル・ワイモバイルでさえ、総合的にahamoの方がコストパフォーマンスに優れると思うから（ギガ当たりの月額料金）、今後どのような動きをするのか、楽しみですね。
ahamoまとめ
ここまでドコモの新料金プラン・ahamoについて解説してきましたが、改めて、そのポイントについてまとめておきます。
・月額2980円
・データ通信は月々20ギガ
・ドコモという最高レベルの通信品質（高速・安定）
・契約年数縛り・違約金・事務手数料無し
・国際ローミング追加料金無し
・特別な条件無し
・ただ、契約やアフターサービスの受付はオンラインでのみ
・ドコモメールは使用不可
・これから大手キャリア3社（+サブブランド）の価格競争激化か
ドコモはahamoという革命的なプランで通信業界に一石を投じました。パイオニアがいれば、フォロワーが追従するのが市場の原理なのだから、おそらく他社も新しい料金プランを発表するでしょう。
ahamoがお得だから今すぐ乗り換えたい気持ちもあるけれど、僕はとりあえず、他社の様子見をしてみたいと思います。
また、通信品質についてもサービスが開始されてからではないと分からないため、口コミを待とうと思います。これで格安SIM以下の通信速度だったらガッカリですからね（笑）
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