寮/社宅に住むメリット・デメリット

生活

今年度の就活を終えた学生の皆さんは、来年から勤める予定の企業からいろいろ説明を受けると思います。そこで様々な選択をするわけで、実家から通えない距離の会社に勤める人は、自分で賃貸を借りて一人暮らしするか、寮に生んで一人暮らしをするかという選択をするかと思います。
シュウの会社も実家から遠いので、同じ選択をしました。そして社宅に住むことを選び、今でも住んでいます。
今回は、自分で賃貸を契約した場合と比べた時のメリット・デメリットを解説したいと思います。

寮/社宅とは

共通するところは、同じ建物に多くの社員が住んでいるということと、賃貸に比べ格安で入居できるということです。どちらも会社で手続きを行い、住むことになりますが、この2つには微妙に違いがあります。

寮の特徴

会社の寮は「社員寮」「独身寮」などと呼ばれることが多いです。寮では、会社の保有する施設、または会社が建物ごと借りている施設に住むことになります。入居している人は基本的にその会社の社員のみです。共用部分(休憩室や食堂など)がある場合もあります。「独身寮」と呼ばれるように、結婚したら基本的に引っ越すことになるでしょう。
また、例外的に複数社の社員が入居する寮もあります。

社宅の特徴

こちらは一般のマンション・アパートの部屋を会社が借り上げているものです。家賃の大部分を会社が払ってくれるため、こちらも格安で入居できます。寮との違いは一般のマンションなので、入居者は会社の人以外も多く住んでいます。当然食堂や大浴場は無いので、賃貸を借りて一人暮らししている感覚と変わらないかもしれませんね。同じマンションに数人、会社の人がいたりもするので、その人たちとは関わることがあるかもしれませんが、寮ほど多くの社員は住んでいないでしょう。

寮や社宅のメリット・デメリット

メリット

家賃が安い

金銭的な部分が新入社員にとって最大のメリットではないでしょうか。特に寮は安い印象です。それでいてもちろん手取りが減るなんてこともないですから(寮/社宅費は給与から控除されます)、自分で賃貸を借りた場合より5~6万円は節約になる場合もあるでしょう。月5~6万円は大きいですよ。例えば月6万円の節約になったなら、ただ貯金するだけで1年で72万円に。5年も住めば360万円もの節約になります。もし月6万円を年利6%投資に回したなら、5年後には約430万円もの額に増やせる計算になります、、、!安めの外車が買えちゃいますね(笑)
5年で430万円という額はかなり大きいというのが実感できると思うので、このメリットは注目です。

家具家電がついている場合もある

洗濯機や冷蔵庫、電子レンジやベットの土台など、買うと高価な家電が初めから備え付けてある場合が多いです。新たに買いそろえる費用を用意しなくて済みますし、すぐに使える状態で置いてあると思うので、引っ越し作業が楽だったり、面倒なセッティングを省けるのもメリットですね。特に新入社員は、学生のうちは貯金があまりない人も多いと思うので、初期費用を抑えられる点は良いですよね。また、家電が壊れた場合は、会社負担で家電を新調できる場合もあります。

社員同士で仲良くなれる

これも寮や社宅ならではといったところです。特に仲良くなりやすいのは寮かもしれませんね。社宅の場合は、同じ会社の社員が数人しかいないかもしれませんので。入社したら意外と、自分の部署の人以外との交流が無かったりすることもあるので、部署を越えた交流が図れるのはメリットでしょう。他部署の社員から、面白い情報を入手できるかもしれませんし、仕事のことで相談することもできるかもしれませんね。

デメリット

部屋のタイプを選べない

寮や社宅は基本的に部屋のタイプを選べません。例えば、1LDKのゆとりある空間で暮らしたいと思っても、寮や社宅はワンルームや1Kであることが多いです。また、基本的に内見とかも無いので、入居した後に部屋の壁がはがれているのを発見するかもしれません。(シュウの部屋は壁が一部はがれていました笑)一方、個人契約に賃貸なら、当然部屋のタイプ立地や大きさ、床の色など(床の色は部屋全体のイメージに大いに影響します!)を選べるので、憧れの一人暮らしイメージがある人には、個人で賃貸を契約する方が向いているかもしれませんね。

人間関係に煩わしさを感じるかも

特に寮では、会社の人と仲良くなれる一方、部屋から一歩でも出れば常に会社の人と会う可能性があるので、それが嫌だと思う人もいるでしょう。食堂や大浴場がある寮なら、嫌でも会社の人と顔を合わせることになりますからね。シュウもこれは嫌だったので、寮には住みたくありませんでした。(今住んでいるのは社宅なので、休日に会社の人と会うことはあまりなく、快適です。)休日や勤務後に会社の人と会うが嫌という人は、寮に関してははじめからお勧めできませんが、社宅なら検討してみても良いかもしれません。住んでみて嫌だったらすぐに引っ越せばいいわけですしね(笑)

自炊できないかも

特に寮に関しては、料理が趣味という人や、積極的に自炊して食費を浮かせたいという人はやめておいたほうが良いかもしれません。寮の部屋にはキッチンが無かったり、あっても共用のが数個あるだけという場合が多いです。共用キッチンを使う場合でも、あくまで共用なので長時間占領するのは良くないですし。料理をする方はキッチンの有無を確認しておきましょう。社宅なら基本的にはキッチン付きの部屋になるでしょう。でもキッチンのスペックにはあまり期待しない方が良いかもしれません。シュウの住む社宅も、IH1個に小さい流しがあるだけ(まな板置くスペースはない)のキッチンでした。社宅の場合は、物件サイトにマンションの情報が掲載されている場合もあるので、それをチェックすることをお勧めします。(人事に聞いても、知らないと言われることがあるので笑)同じマンションでも、部屋によって仕様が異なる場合もあるので、注意は必要ですが。

まとめ

以上、寮・社宅のメリット・デメリットでした!寮や社宅に住むとやはり金銭的なメリットは大きいし、人事からも勧められると思いますが、ここに挙げたメリット・デメリットをしっかり考慮して、住むかどうか決めましょう。もし自分に合わなかったとしても、退居できると思いますので、迷ったり、デメリットも妥協できるかもと少しでも思うなら、とりあえず入居してみることをお勧めします。会社によっては、寮や社宅に入居できるのは新入社員の特権だと思いますしね!

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