平均年収とは、その企業に勤める人の平均的な年収を計算した数字です。
就活生は気になりますよね~。
シュウも就活時代は「○○(会社名) 年収」とかでググりまくって会社選びに利用していました^^
でも平均年収って、意外と奥が深いんです。
今回は平均年収の様々なパターンと、ネットでよく見る年収ランキングの注意点について解説しようと思います。
平均年収のいろいろなパターン
「全体の」平均年収
文字通り、全社員を対象にした平均年収です。
就職四季報などで書いてある、最も一般的な平均年収の出し方なのではないでしょうか。
でも企業内の雇用形態って、みんな同じではありませんよね?
総合職、一般職、エリア職、技能職、アルバイトなどなど、、、
雇用形態によって収入は大きく異なる場合が多いので、この場合の平均年収はあまり参考にすべきではないかもしれません。
総合職平均年収
総合職のみで計算された平均年収です。
総合職の中には一般的に、営業職、事務職、研究職、SE等、文系理系関係なく含まれています。
大学生は卒業後、総合職として就職するパターンが多いと思いますが、この「総合職平均年収」が公開されていたら参考にするのが良いでしょう。
就職四季報等にも、総合職平均年収を掲載している企業もあるので、確認してみましょう。
総合職(40代)平均年収
総合職の中でも、ある年代(40代対象が多い印象です)の社員を対象に平均年収を計算していることもあります。
ここは企業内平均年齢によって参考にすべきかどうかが異なるので、平均年齢も一緒に調べてみましょう。
平均年齢が30代の若い企業で、40代はほぼ役職持ちで平均年齢を高く見せていた!ってこともあるかもしれませんね、、、
「年収ランキング」の注意点
あまり参考にならない?!
例えば、様々な業界・様々な企業の平均年収を比較したものでは、
一見、ある業界が年収が高く、ある企業は年収が低いと感じてしまう場合もあります。
例えばシュウの勤める「製造業」は、工場で働く多くの技能職やパートを雇っています。
これらの雇用形態は一般的に、総合職より年収は低めです。
そのため、全従業員の中で総合職を割合がメーカーより多い企業と比較すると、たとえ総合職の平均年収は同じだとしても、全体の平均年収はメーカーの方が低く出てしまうのです。
もちろん業界によって年収に差があることは間違いないのですが、業界によって総合職の割合が少ない・多いなどの違いが、平均年収に影響を与えているということを覚えておくべきでしょう。
年収の「上がり方」にも着目しよう
年収の上がり方も企業によって、業界によって異なります。
つまり、平均年収は同じでも、若い時から給料の多い企業と、役職についてから年収がジャンプアップする企業があります。このような違いがあるので、同じ平均年収でも、若い時にできる生活レベルが異なってきますよね。
この部分は就職後の自分の生活に関わってくるので、注意が必要です。
まとめ
平均年収といっても、様々な出し方をしている企業があることが分かりました。
また、年収ランキングがあまり役に立たないことも知っていただけたと思います。
そして、企業・業界の年収が高いのか・低いのか、年収は若い時から上がりやすいのか、これらを知って、自分の思い通りの社会人生活が送れるようにしたいですね。
この記事に書いたことを参考に、年収について企業や業界ごとにリサーチしてみましょう!
コメント